リノベーションのすすめかた

 

『建て替えではなくリノベーション』

・リノベーションのご相談で一番多いのは『中古住宅の購入』と合わせて、リノベーションを行いたいというご相談です。

まず初めに、新築工事と違い戸建リノベーションでは下記の調査・工事が必ず発生します。

 

 

  1. インスペクション
  2. 解体工事
  3. 補強工事(昭和56年以前の建物は全面補強が必要)

 

『インスペクション』

・本来ならば中古住宅を購入する前に行うのが理想です。

インスペクションは専門建築士による現状の建物を状態を詳細に調査します。調査を行うことで、劣化の状態や改修費用などが概ね見えてくるからです。

インスペクションを実施することで、解体規模や補強工事部位がわかるようになり次のようにプランは進みます。

 

 

【プラン・見積もりがわかる】

 

いきなりプランや見積もりを作るのではなく、現状をしっかりと調査した後なのでどこを壊してどこを残すか?が明確になり、リノベーションの間取りプランに進んでいけます。

 

 

 

 

【間取りが決まり、仕様を決める】

専門家と一緒になり間取りを決定します。間取りが決まればリノベーションならではの楽しみ『仕様決定』があります。当社では造作家具やタイル壁・タイルカウンターなどにもこだわっており、そういった仕上げをコーディネーターと一緒に考えます。

 

【予算決定・契約】

仕様が決まり工事の内容も決まりました。最終的な見積もりを提出してもらい内容を確認します。

 

当社では、この段階で次のような注意事項を必ずお伝えします。

 

・壁、床をはがしてみて、想定外の劣化症状が生じている場合には、改修案&見積もりをご提案し工事を進めます。

 

調査をしてはいても、見えない部分で予想を超える症状はあるものです。それをお客様に理解していただくことも、私たちの重要な役目なのです。

 

 

※リノベーションは新築以上に工事期間も長くなります。

引っ越しの時期などには余裕をもって、リノベーションプランを考えましょう。

 

【トータルコーディネーター】Niihara Takayuki

・木造建築を20年以上見てきて、今では壁の中が透視できるほどに、というのは大袈裟だが、現場での数知れぬ経験値から、どんな場面でも現場で改修方法を即答できる判断力を持つ。工事管理・設計を担当。

【デザイン・内装コーディネーター】Saitou Saemi

・現場での経験は少ないものの、積極的に現場に足を運び職人さんから直接学ぶことで、自分でも作業を実践しひとつひとつの作業の難しさを体感している。デザインを決定する場合に、そういった現場経験があるからこそ安易なプランではなく、中身の濃いプランを作る。